春の山菜として人気の高級食材・ウド。古くは神農本草経にも独活という名前で載っています。まさに今が旬の季節になりました。
畑のウドも、ぐんぐん伸びてきました。ウドのてんぷら、酢味噌和えが私は好きなのですが、他にも調理方法次第でで美味しく食べれるそうです。どんな風に食べようか、悩ましいですね。

どんな野菜でも、収穫したばかりのものは良い香りがします。
食べる前から香りで楽しむのも、畑仕事の楽しみ方のひとつだと私は考えています。旬の食材を楽しみながら身体に取り入れることは、先人が自然と行っていたことですが、近頃は季節に関係なくどんな食材もスーパーで手に入るようになってしまいました。
こんな時代だからこそ、その季節にしか楽しめない食材にふれたり味わうことが必要なのかな、と個人的には思います。
以前、畑に誰かが侵入してウドを盗もうとした形跡があったそうです。泥棒はウドを引っ張ろうとして失敗、結局何もとらずに帰ったんだとか。
ウドは茎が固いので、スコップや鎌で根の部分から収穫しないといけませんが、それを知らなかったんでしょうね。採り方も知らずに持って帰ろうとするなんて、なんとも間抜けで図々しいです。
いつの時代でも野菜泥棒は必ず現れますし、祖父母が農家を営んでいた時もビニールハウスのトマトをたくさん持っていかれたこともありました。
野菜ではありませんが、コロナ渦の時はコンテナの上に置いてあった鉄パイプをごっそり盗まれたのには、祖母も驚いたとの事。かなりの本数と重さなので、数人による犯行でしょう。近所の畑仲間の人も、竹竿などをたくさん盗られたようです。
一体何に使うんだろう?転売でもしたのかな?と思うのですが、その当時怪しい外国人が畑の周辺をウロウロしていたという目撃情報があったので、疑わしく思ってしまいますね…。
泥棒対策をしたいところですが、広大な畑に監視カメラを付けるのは限界がありますし、付けている人は周りでは見かけません。
しかも人間だけではなく、アライグマ、キツネ、ネズミ、シカなどの動物も野菜を盗みに来るので、キリがないんですよね。

ちなみに昨年はアライグマの被害が甚大だったので、今年はトウキビを植えないことにしました。数年前より、明らかに被害を受けている人や農家さんが増加しているので、個体数がどんどん増えているのでしょう。
やはり一筋縄ではいかない畑仕事です。
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