「なんだ、この花は?」と言いながら祖母が指差す先には、2mほどの大きく伸びきった茎の上にネギ坊主のように咲く紫色の花。
かなり前から温室にあったけれど、今まで咲いたことがなかったので祖母が存在すら忘れ、そのうち花の名前も忘れてしまったんだとか。

温室で一際目立つこの花。せっかく咲いたのに名前が分からないのもなんだかなぁ…と思い、Googleレンズで検索。
紫君子蘭(ムラサキクンシラン)というそうで、西洋名はアガパンサス。別名はアフリカンリリー。南アフリカが原産の多年草です。
ちょうど「なんだろうこの花」という話をしていた日に、親戚の家にも同じく紫君子蘭の鉢植えがあるということが発覚。
なんと近所の人から10年前に譲り受け、今年初めて咲いて喜んでいたとのこと。
滅多に開花しない花なんだ!と思いみんな嬉しくなっていましたが、ネット検索すると「増えすぎて困る」「ほったらかしでも丈夫に勝手に育つ」という内容もちらほら見かけて、なんだかそれ程貴重ではないような気もしてきました。
咲いたり咲かなかったり…その年の気候や様々な条件が関係するとは思います。花を育てているとヤキモキしますが、咲いた時は心がほっこりします。
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