栽培のコツと適温~人もおなじ~

植物

「ブルーベリー去年は豊作だったのに、今年は実が小さい…」と、母がポツリと呟いていました。

確かに、昨年と比較すると小ぶりで色づくのも遅いです。


行きつけのホームセンターの従業員の方に相談してみると、とても詳しく分かりやすく教えてくれました。実家が農家との事で、やはり目線や口調が植物の立場になって考えているような方でした。

私の祖母や農業仲間の方々もそうですが、そういった感性が長年の仕事や経験で培われているのだなぁと、側にいて思います。


ブルーベリー栽培のコツに関しては、土を酸性にするのはもちろんのこと、「春肥・寒肥の1年に2回の肥料が大切!」「花・実を良くしたいなら、肥料は絶対いるねぇ」と、何度も言われました。

母に尋ねてみると「そういえば、去年肥料そんなにあげていないかも…」とのこと。

木や根に直接肥料をかけてしまうと、化学肥料でヤケてしまうので気を付けましょう。春と冬にしっかり肥料をあげることで、翌年の実の成り方が全然ちがうそうです。今からでも追肥は遅くはない、というので早速明日あげてみます。

私たちが治療でよく言う「不調は早めに改善!」「ケアで未然に予防」などにかなり似ていると感じました。人も、何もしていないとどんどん不調がでてきます。

今回の話だと、「肥料」にあたるのが「鍼灸治療」「セルフケア」「養い」です。


ちなみにこの日はブルーベリーだけではなく、そのほかの栽培全般のこともたくさん教えてもらい勉強になりました。ビニールハウスの温度管理の話になったのですが、これが思いのほか大変です。

少しでも晴れていると、ハウス内の温度はぐんと上昇するので、すぐに開けて風通しを良くしなくてはなりません。

自動開閉装置付きビニールハウス

うちのハウスは農家さんにあるような手動ハンドルで開閉するタイプではないので、自分でビニールをめくって調整するので手間がかかります。

そしてパイナップル、マンゴーなどの南国フルーツは「暑ければ暑いほど育つ」というイメージを持ってしまいがちですが、ハウス内ではやはり25~30℃前後が適温みたいです。

「植物も人もおんなじだよ。暑すぎるとヘタってしまう」

まさにその通り、と共感です。

植物は枯れてしまうし、人も暑すぎると熱中症になったり体調を崩します。

「生きているのだから当たり前」といえば当たり前のことなのですが、日頃は分離意識が強く働いている事が多いので、そんなことすら気づけなかったりもします。

そして何気ない日常の、たいしたことないような出来事が、大きな気付きや発見をもたらしてくれたりもします。

~あとがき~

やはりラズベリーは入荷していませんでした…。

というよりも入荷したら即売り切れてしまうみたいです。

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