膝行(しっこう)

運動

先日、70代女性の方と膝行の話になりました。

お座敷で着物を着た仕事を長年続けていて、その時に学んだそうです。

最初は膝行の読み方すらも分からないし、なんのことかサッパリだったそうですが、先輩から膝行や身体の使い方を教わったとの事です。

その方は股関節の可動域制限があり、屈曲させるとかなり外側へ流れていくので、そのことを伝えたら、「他の治療院でも全く同じ事を言われました。お座敷での仕事仲間も、みんな同じように言われるんですって」と、話されていました。

仕事で長年どのような動作をしていたかは不明ですが、身体の使い方のクセがついてしまっているのは明確でした。

院長曰く、膝を使ってしまって、股関節から動かせていないのに無理に動かして使っていたためではないか?とのことです。


「膝行」は、膝をついて進退する動きですが、膝そのものにドーンと荷重をかける訳ではありません。無論、膝の悪い方が間違ったやり方で膝行をすると、さらに膝を悪くします。

龍樹会で、院長やIさんが自然と膝行のような動きをされていることがありますが、それは膝に加重をおいていないので、スルスルと楽に動けています。

武道や神事で行うこともありますが、現代では膝行をしたり見る機会も少ないのではないでしょうか。

膝行に関しては、院長が詳しいので気になる方は聞いてみてくださいね。

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