この間院長が話していた事が、畑を耕したりする時のポイントにもなるなぁと思ったので書き綴ります。
実はこれまで龍樹会で何度も話している内容ではありますが、改めてじっくり聞くと「なるほど」とうなずけます。
例えば農作業をするとき前かがみ姿勢になることが多いですが、ニュートラルな軸の位置を自ら意識することで楽に身体を動かすことができる、というものでした。

もちろん農業に限らず日常でもスポーツをする時でも、共通のことです。
上の写真のような農作業の時の姿勢をして、前進したり後退してみてください。軸が安定しないとフラフラしたり、身体のあちこちに無理がかかって腰をいためることにもなります。
さらに農作業の時はクワなどの道具を持つことも多いので、安定しないとなおさら危ないですよね。
中間軸を意識することで、しっかりと動ける上に安定感がでます。
「そもそもニュートラルってなに?」と思う方もいるでしょうが、ニュートラルは「中間」という意味になります。
この言葉を聞くと車のニュートラルギア(N)を思い浮かべますが、このNレンジを使用した場合はエンジンと駆動系が切り離され、前進も後退もしないまさに中立状態になります。

そしてニュートラルな軸を意識することで、かがんだ時に浮力を感じ、自然と起き上がることができます。
それが意識できないと「よっこらせ」と、余計な力を使って起き上がろうとするために身体をいためてしまうのです。
実践して見せたり動画じゃないと分かりにくい内容かもしれませんが、これはちょっと意識するだけでかなり楽に動かせるテクニックだなと思いました。
しかし昔の人は、自然と中間軸や空間を無意識に使えていました。院長がよく言う船頭の動きも、同じことですね。
現代人は老若男女問わず、身体に余計な力が無意識に入っている人が多いため、本来の使い方通りに動かないので痛めやすい動作をしています。これは防御反応の一つともいえますが、それによる弊害=不調をきたしやすくなります。
話をまとめると、ニュートラル軸を意識することで身体の使い方が変わり、楽に動かせるということになります。


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